起業家支援のレンタルオフィス「CROSS COOP」を運営する未来予想は、起業家を対象に「起業家のレンタルオフィスに関する意識調査」を行い、その結果を発表した。
調査は、経営支援ポータルサイト「MiraiZ.bz」会員登録時にインターネットによるアンケートを行ったもので、20-70代の起業家を対象に今年の7月22日からの4週間行い、有効回答数は328件だったという。
魅力は利用料のほか、開設手続きや清掃・受付軽減に
レンタルオフィスのメリットで最も魅力的なものでは、利用料が安い(27%)、1人から入居できる(23%)、敷金がない(13.7%)が大きく占めた。これより、オフィスにかかるランニングコストやイニシャルコストの抑制を重視しているのがわかる。
また、オフィス開設に伴う諸手続き・工事などの手間暇が軽減されるメリットや、少人数の企業で手が回りにくいオフィス内の清掃や受付などの人的サービス面を評価する回答も多くみられた。
レンタルオフィス入居に3分の2は抵抗なしと
レンタルオフィスへの入居に抵抗があるかでは、非常にある(17%)、ある(18%)に対し、あまりない(34%)、全くない(22%)、個室なら良い(9%)となり、全体の65%は入居に抵抗がないという。
この抵抗がない企業の傾向として、企業規模が従業員数1~5名(67%)や、起業してから3~5年(71%)、5~7年(77%)の企業などが多いことから、起業当初の少人数段階や起業から3年以上経ちコスト意識が高まってくると、レンタルオフィスのメリットを理解するようになるとみている。
逆に、レンタルオフィスへの入居に対して抵抗が「非常にある」と答えたのは、上場を目指している企業(46%)、年齢が20代(26%)、起業年数1年未満(24%)などで多く、年齢と共に抵抗が弱くなり、特に起業したばかりの若い起業家は自分だけの城(オフィス)を持ちたいという願望が強く、他社と同居する形のレンタルオフィスに抵抗を感じているとみる。
このほか入居オフィスに欲しい付帯サービスでは、経営相談(101件)、電話代行(81件)、受付代行(62件)などが上位に入っていることから、経営レベルの相談を気軽に出来る相手がいることや、社内事務作業を代行して欲しいと考えているという。
起業家のレンタルオフィスに関する意識調査
http://crosscoop.com/misc/entrepreneur_report4-3クロスコープ
http://crosscoop.com/未来予想株式会社
http://www.miraiz.co.jp/