クラウド参入で地方が活発化
東北でクラウドコンピューティング関連のビジネスが活発化しているという。
クラウドコンピューティングとは、インターネットをベースとしたコンピュータの利用形態で、ネットワーク経由でサービスを利用するというもの。
ベンチャーなどの地元企業では、クラウド対応型情報セキュリティー技術などで参入したり、大手子会社が新サービスを展開している。
各社参入
トライポッドワークスでは、情報セキュリティー関連で参入。大容量の電子ファイルの送受信を安全に行える技術を開発した。顧客は、ネット経由で提携先企業を通じ、利用できる。
また、システム開発のテクノ・マインドでは、サーバーを貸し出すクラウド対応のデータ事業を強化して、業務支援サービスを本格展開した。
さらに、ソフト開発のワイズマンでは、介護事業者向けのクラウド型サービスを展開しており、さらに普及に力を入れる方針だという。
大手子会社も
大手の子会社では、富士通東北システムズが今年図書館向けのサービスを開発した。蔵書や貸し出し状況を管理するもので、第1号として利用を始めた図書館では初年度だけでコストを1割削減できそうだという。
クラウドコンピューティングの市場拡大を見込んで、各社で参入の動きが加速しそうだ。
クラウド・コンピューティングとは
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20080708/310352/