Amobee Japanは、Amobee Brand Intelligence(ブランド・インテリジェンス)を使用し、今話題の「Clubhouse (クラブハウス)」に対するアメリカ市場のトレンドの分析を実施した。
新しいカタチのエンタメと著名人の参加がブレイクのトリガーに。急激に注目が集まったのは2020年12月から。
【分析結果のポイント】
・新しいカタチのエンタメと著名人の参加がブレイクのトリガーに。急激に注目が集まったのは2020年12月から。
・当初はClubhouseへの懐疑的な意見もあったが、半年ほどでTwitterがライバル視する存在となる。
・Clubhouseの主な関心層は35-44歳の年収1,000万円以上の人々。
Clubhouseは元Google社員のポール・ダヴィソン氏とローハン・セス氏が創業した、2020年4月にサービスが開始された音声系SNS。新しいカタチのエンタメと著名人の参加がブレイクのトリガーになり、Clubhouseへの関心は2020年12月頃をピークとし、そこから関心が高い傾向が続いている。
【Clubhouseに対するアメリカ消費者の関心度 (2020/04/13 - 2021/02/09)】
懐疑的にも見られていたClubhouseは、半年でTwitterがライバル視する存在に成長した。
10月には、メディア記事で「Clubhouseを始めとしたオーディオ関連スタートアップへの期待感が高い」といった内容が掲載されることや、巨大テック企業のTwitterがClubhouseを意識した音声チャットルーム「Spaces」の実装を計画しているという発表もあって、ますます世の中の関心を集めることとなった。
また、他SNSと異なる特徴的なユーザ層、すなわち35-44歳の年収1,000万円以上がClubhouseの主な関心層で、現状特定の層からの圧倒的な支持を得ている。
【Clubhouseに対するアメリカ消費者の関心度 (2020/04/13 - 2020/12/03)】
本国アメリカ市場を考慮した今後日本での可能性
Clubhouseのアメリカでのトレンド変化から、今後日本でも音声での生配信を活かしたプロのパフォーマンスの実施(落語や講談、異なるアニメに出演する声優陣の交流など)や起業家のビジョンをリアルタイムで聞く機会がますます増え、Clubhouseならではの新しい体験により注目が集まる可能性がある。
また、現状日本では幅広い人々に利用されているように感じられるものの、アメリカのメインユーザーの傾向同様、特定のユーザーに強く刺さり続けることでユーザー層は偏ってくることも考えられる。
【分析要項】
・ソリューション:ブランド・インテリジェンス
・分析対象国:アメリカ
・分析対象期間:2020年4月13日ー2021年2月9日
・分析内容:『Clubhouse (クラブハウス)』に関するトピックの分析
・分析実施機関:Amobee Japan(アモビージャパン)