テキサス州に本社を置く米国商業不動産会社ニュークエスト社は、アジア太平洋地域の顧客の裾野を広げる目的で国際部門を開設し、米国にて展開する60以上もの自社の商業施設へ幅広い業態のテナントを誘致する。
アジアとテキサスを結ぶ独自のパイプライン
ニュークエスト社は、ダラスとヒューストンにアジア系高級ショッピング・センターのポートフォリオをもち、日本のダイソー、紀伊国屋書店、くら寿司、その他多くの国際的に有名な小売業、飲食店テナントが現在入居する。
テキサス州ダラス北部で手がけるキャロルトンタウン・センターは、まさに同社のアジア系商業施設の中の基柱の場所となる。
ニュークエスト社はテキサス州が初めて見るアジア系テナントを続々と同社の商業施設へ誘致し話題を呼んできた。その多くが米国の初進出先をカリフォルニアやニューヨークではなくテキサスに選んだのも、そんなアジアとテキサスを結ぶ独自のパイプラインを同社が提供してきたからだ。
日本を初めとする多くのアジア太平洋地域のテナント企業は、次の顧客人口を獲得する市場として米国を評価していて、ニュークエスト社も米国の飽和状態の成熟した小売市場へ新たな息吹をもたらす存在となることを確信している。
同社はアジア系テナントを自社の商業施設へ誘致しながら、全米の商機のある市場へ事業展開を支援していく。それと同時に、自社の商業施設開発を推進し、アジア系クライアントを収容できるプロジェクトを今後も続々と開発していく予定。