東京23区を中心に200棟を超える“新築1棟投資用賃貸住宅”の供給を行う株式会社明豊エンタープライズは、第56期(2023年8月~2024年7月)において、海外投資家への不動産売上実績が38億円を達成した。これは、前期の連結不動産事業売上高159億円の約24%を占めており、アジア圏を中心とした海外市場での成長が顕著。
日本の不動産投資意欲が高まるタイへの進出に向け、現地調査を実施
近年、外国為替市場における円安の影響やインバウンド需要の回復を背景に、アジア圏における日本の不動産投資に対する関心が急速に高まっている。
明豊エンタープライズは、この市場環境に応じ、2023年より台湾で投資家向けセミナーを初開催し、シンガポールや香港でも個別商談会を実施するなど、アジア市場での販売ルート拡大に注力している。
そして、近年、タイが新たな重点市場として注目されている。明豊エンタープライズでは、2024年10月7日から11日にかけてタイを訪問し、現地法人の開拓および不動産物件の視察等、進出に向け現地調査を実施した。
タイの富裕層は現金購入比率が高い上、海外送金も比較的容易な環境と円安の影響により、日本の不動産が相対的に購入しやすくなっていることが背景にあり、資産保全や収益性を見込める安定した日本の不動産市場が富裕層に注目され、タイにおける日本不動産需要をさらに押し上げている。
この訪問を通じ、明豊エンタープライズは、来春を目途にタイ市場への参入準備を進め、アジア圏での更なる販路拡大を目指している。