モバイル広告が好調で期待が集まる
株式・投資信託・ETFの総合金融情報サイト「モーニングスター」が、8日付の「ピックアップ外国株」で、世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営する米facebook(フェイスブック)を取り上げている。
それによれば、同社の売り上げは2桁の高成長が続いており、昨年の第3四半期(7-9月期)には、前年同期比で32%も増加している。
モバイル(携帯電話)向け広告が稼ぎ頭として期待できるまでに成長してきており、強化策実施が成果を見せている。ザッカーバーグCEOは決算発表で、新サービスの開発や展開について自信を見せたこともあり、モバイル広告が業績を牽引すると期待されている。
昨年5月の新規上場から下がり続けたフェイスブック株
昨年5月にナスダック市場に新規上場を(IPO)を果たしたフェイスブック。公開スタートと同時に株価は上昇し、公開価格の38ドルを11%上回る45ドルまで上昇したものの、結局終値は公開価格の0.6%上回る38.23ドルに落ち着いた。
そこから同社の株価は4ヶ月以上も落ち続け、一時は公開価格の50%を大きく切る17.55ドルまで落ち込んだ。これにより、上場当初1000億ドルを上回っていた時価総額は、50%以上下落した。
しかし10月後半に第3四半期の決算が発表され、モバイル向けの広告収入が増加したことが分かると上昇に転じた。現在は20ドル台後半で推移しているが、今月末に発表される昨年第4四半期の業績によっては、30ドル台に返り咲くことが期待できる。
モーニングスター ピックアップ外国株
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