ドイツの経済学者や法律家の助言を受けて、既にマスタープランを作成
ドイツの新聞フランクフルター・アルゲマイネ紙電子版(Frankfurter Allgemeine、FAZ)が4日付で、北朝鮮政府がまもなく経済をオープンにするための準備を進めていると伝えている。
同紙が独自に調査したところによれば、北朝鮮政府は既にドイツの経済学者や法律家の助けを借りて作成したマスタープランを持っており、外国からの投資を受け入れるための具体的な計画を立てているとのことだ。
特に同国は、近代的な投資関連の法整備に関心を示しており、同国は今年中にも外国からの投資を受け入れたいとの意欲を見せているとFAZは報じている。
”政治の根本的な改革を行う”
北朝鮮共産党第1書記であるキム・ジョンウン氏は、年頭の演説で”政治の根本的な改革”を行う構えがあると触れたばかり。
これまで北朝鮮は主に中国の投資家を受け入れてきた。中国の投資家達は、北朝鮮に眠っている膨大な鉱物や希少な土壌などに関心を持っており、既に部分的に採掘が行われて中国に輸出されている。
しかし専門家は、まだ手付かずで放置されている膨大なポテンシャルがあるほか、安い人件費と動員可能な就業人口を背景に製造業でも大きなチャンスがあると見ている。
また北朝鮮指導部の中には、日本や韓国、ヨーロッパの企業からの投資を受け入れることに関心を持つものもあり、そこで今回ドイツからのアドバイスを受けるに至ったとのことだ。
Frankfurter Allgemeine
http://www.faz.net/aktuell/wirtschaft/masterplan-mit-hilfe