米国内の既存店売上高は横ばい
米大手家電量販店チェーンのベスト・バイは11日、年末商戦の国内既存店売上高を発表した。それによれば、年末商戦の米国内の既存店売上高は昨年同期比で横ばいだったが、業界予測は上回っていた。
年末商戦にあたる1月5日まで9週間の総売上は前年同期比で0.4%減の128億ドルだった。既存店売上高は1.4%減少、減少幅は2011年の0.4%から1ポイント拡大した。しかし業界予測では2-3%の減少が見込まれており、これを上回っていた。
国内外別に見ると、米国内の既存店売上高は前年と変わらなかったが、カナダや中国で大きく減少し海外全体では6.4%の減少となった。
再建計画の効果を示すとして、株価上昇
これを受けて同社は、2013会計年度のフリーキャッシュフロー見通しを引き上げた。昨年11月時点では、予想を8億5000万-10億5000万ドルとしていたが、これを下方修正し、約5億ドル(約450億円)になるとした。
現在同社は再建計画を進めているが、今回、米国内の既存店売上高が横ばいだったこと、既存店売上高の減少幅がアナリストの予想を上回っていたことなどが、再建が順調に進んでいる兆しとして評価され、同社の株価は11日の米株式市場で急伸、午前中だけで12%超上昇した。
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