経済指標が回復局面に入ったことを示している
ダイアモンド社のビジネス情報サイト「ZAiONLINE」が、17日付で広瀬隆雄氏による「中国株にようやく底打ちの兆しが見えた!だが投資対象は大きく変える必要あり!!」とするコラムを掲載している。
それによれば、ここ数年あまり話題にのぼることのなかった中国株が、久しぶりに活気づいているとのこと。
香港上海銀行(HSBC)が集計している製造業購買担当者指数(速報値)が50.9、で2ヶ月連続して景気拡大の分岐点である50以上を記録した。また、11月の生産者物価指数は-2.2%と2ヶ月連続して上向きと、デフレ圧力が緩和したことが伺える。さらに鉱工業生産も+10.1%で3ヶ月連続して前月を上回っている。
これらの材料に反応して、14日には上海総合指数が+4.32に上昇した。
”すぐに昔のようなハイパー・グロースに戻ることはない”
このような動きから、コラムは
中国経済はこれから上昇サイクルへ向かうと思われます。(ZAiONLINE)
と予測している。
ただしコラムは、輸入も輸出も限りなくゼロ成長に近づいていることを挙げて、中国経済は構造転換の局面に差し掛かっており、加工輸出型経済では成長できなくなったとし、
中国株は、景気循環的な回復を買いに行くタイミングが到来(ZAiONLINE)
と指摘している。
ZAiONLINE 世界投資へのパスポート
http://diamond.jp/articles/-/29547?page=2