アナリストが販売見通しを引き下げ
アナリストが来期の販売見通しを引き下げたことで、米アップルの株価が14日の米国株市場で一時4.2%下落した。
UBSインベストメント・リサーチは、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」とタブレット端末「iPad(アイパッド)」の出荷が鈍ると予想し、それによって同社の成長が減速する可能性を指摘、同社の株価見通しをこれまでの780ドルから700ドルに引き下げた。
中国でのiPhone需要は予想ほど強くないとの見方
14日にiPhone5が中国で発売されたが、需要は予想ほど強くないとの見方が出ている。UBSのアナリスト、スティーブン・ミルノビッチ氏は、iPhone5はiPhone4ほど売れないだろうとの予測を示したとロイターが伝えている。
さらにジェフリーズのアナリスト、ピーター・ミセク氏も来年1-3月期のiPhone販売見通しをこまでの5200万台から4800万台へ引き下げ、粗利益予想も2%ポイントと引き下げて40%とした。
これを受けて、株価が下落し、ナスダック市場で同社株は一時509.11ドルの安値をつけた。
アップル株は今年9月21日に705.07ドルの最高値をつけた後、競争激化と成長の減速への懸念が高まり、下落傾向にある。今月はじめにも1日で6%以上下落して4年ぶりの大幅下げを見せた。
ロイター
http://jp.reuters.com/article/worldMarketsApple IR情報
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