年初から11月末までで20.2%の上昇
日興アセットマネジメントが13日付けの楽読(ラクヨミ)Vol.604で「好パフォーマンスが続いているグローバルREIT」とするレポートを発表している。
それによれば、2012年はギリシャ債務危機をめぐる不透明感や、スペインの財政再建の遅れなどに対する懸念が高また5月から6月に掛けては価格が大きく下落したものの、それ以外は概ね堅調な推移が続いている。年初から11月末までを見ると、20.2%上昇している。
”世界の景気や不動産市況に、緩やかながらも回復の兆しが”
2011年12月末から2012年11月末までのパフォーマンスを各国・地域別に見ると、香港が53%、シンガポール43%、日本33%、豪州29%、欧州27%、米国14%と、特にアジアで好調なのが分かる。レポートでは、
とりわけ、グローバルREITの中でも、相対的に分配金利回りが高いシンガポールや豪州、日本のREITが堅調なパフォーマンスとなったことは、投資家の高利回り商品へのニーズが高いことを示している(楽読)
としている。
足元の金融市場を取り巻く環境は不透明な状況にあるものの、米国を始め、世界の景気や不動産市況には緩やかながらも回復の兆しが見え始めている。
レポートは、相対的に高い分配金利回りもあって、収益拡大期待が高まっており、今後もグローバルREITは上昇していくだろうと予測している。
日興アセットマネジメント 楽読(ラクヨミ)Vol.604
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