超弩級の取引所が誕生
米
インターコンチネンタル取引所は12月20、
NYSEユーロネクストを買収すると発表した。1株当たりの買収価格は33.12ドルで、最終的な買収金額は82億ドル(日本円で約6,900億円)となる。
NYSEユーロネクストは、世界最大の証券取引所である「
ニューヨーク証券取引所」を運営する企業グループ。一方の、インターコンチネンタル取引所は、金融派生商品のデリバティブ取り引きを手がける会社だ。
買収は、欧米当局の承認を得て、来年中に実施される予定。実現すれば、デリバティブ取り引きに強いインターコンチネンタル取引所と、株取引のオーソリティーNYSEユーロネクストの、双方の強みを生かした超弩級の取引所グループが生まれる。
急成長を遂げるインターコンチネンタル
インターコンチネンタル取引所は、ジョージア州アトランタに拠点を置く新興の取引所で、2000年に設立されたばかり。デリバティブの取り引きを武器に、急速に成長している。
対する
NYSEユーロネクストは220年の歴史を持つウォール街のシンボル的存在だが、投資家の株離れで苦戦を強いられていた。
ICE: IntercontinentalExchange, Inc.
https://www.theice.com/homepage.jhtmlNHKニュース
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