”日本の投資信託は儲からない”を検証
個人投資家のための総合サイト「海外投資新聞」が11月30日付けで「内外格差。海外ファンドは100位ですら16%実績。日本の投信第1位はランキング圏外の14%(3年リターン)」とする特集記事を掲載している。
記事は、海外ファンドは好成績なものが多いのにも関わらず、一般的に日本の投資信託は儲からないとされる説を、ファンドランキングを基に検証している。
日本の公募投資信託の本数は2012年6月時点で4025本ある。近年は投資先も多様になり、海外の株式や債券、REIT、インデックス・ファンドやノーロードファンドなど、一見すると非常に充実しているように見える。
しかし、世界にはヘッジファンドだけでおよそ2万本あり、販売されているファンドの総数は概算で10数万本あり、日本の投資信託はそのわずか3%にすぎない。
日本の投資信託トップは世界のファンドのトップ100以下
検証にあたって記事では、海外ファンドでは「バロンズ Top100 ヘッジファンド」と日本の投資信託ではモーニングスターの「ファンドランキング」を基に、同じ基準で3年間の運用成績を比較している。
それによれば、海外ファンドの1位はZais Opportunity Ltd. Class Bで年複利収益率は74.89%、100位のファンドでも16.10%、トップ100ファンドの平均は25.55%だった。一方で日本の投資信託1位のフィデリティUSリートBは14.35%と、世界ファンドランキングの100位内にも入らない結果になった。
海外投資新聞
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