株価急落で、4年ぶりの大幅安に
米株式市場で5日、米アップル社の株が急落し、前日終値比37.06ドル、6.43%安の538.79ドルで取り引きを終えた。モバイル機器市場でグーグルやマイクロソフトがシェアを伸ばしてくることにより、アップルが徐々にシェアを失っていくとの予想に、アップルの成長に対する不安が高まった。
5日のアップル株の終値は、前日比で6.4%安の538.79ドルで、2008年12月以来の大幅安となった。アップル社はこの日だけで時価総額349億ドル(約2兆9000億円)を失ったことになる。ブルームバーグによれば、これは少なくとも1988年以降で最大の減少。
2016年にはモバイル機器市場でアップルのシェアが50%以下に
米市場調査会社インターナショナル・データ・コープ(IDC)がこの日発表したレポートの中で、タブレット市場のOS別のシェア予測を発表した。
その中で同社は、アップルの「iOS」は今年のシェアは53.8%と2011年の56.3%から縮小が見込まれるとし、一方でグーグルは39.8%から42.7%への拡大すると予想した。さらにアップルのシェアは2016年には49.7%に低下するとし、50%を割り込むとの見通しを発表した。
中国最大の携帯電話会社チャイナ・モバイル(中国移動)が5日、マイクロソフトの基本ソフトである「ウィンドウズフォン8」を搭載したノキアのスマートフォン「ルミア920T」の発売を発表した。アップルは、チャイナ・テレコム(中国電信)とチャイナ・ユニコム(中国聯通)とはアイフォンの販売で合意しているが、チャイナ・モバイルとは契約がまとまっていない。
ロイター
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