新興国社債に投資
三井住友銀行は外国投資信託「豪ドル建てエマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド」を新設する。当初募集期間は11月26日~11月28日、設定日は11月30日となる。
世界経済は欧州債務問題や、目前に迫った米国の財政の崖問題など、依然として不透明な状況だ。また、主要国の金融緩和政策による影響で、金利は世界的な低水準傾向にある。
一方で新興国は著しい経済成長を遂げており、国営企業の民営化が進んでいる。このため民営化された企業の資金調達が活発で、新興国債券市場は拡大の一途をたどっている。
豪ドル建てで、為替差益を狙う
そこで三井住友銀行は、高い利回りが期待できる新興国のハイ・イールド社債へ投資することで高利回りを確保し、信託財産の成長を目指した運用を行う。
豪ドル建てで投資を行うことで、円に対する豪ドルの上昇機会を捉え、より有利な配当を目指す。
また、購入時の申込手数料を不要にし、換金時に手数料を支払う「条件付後払い手数料方式」を採用し、資金の全額を運用に回せるようにした。
三井住友銀行
http://www.smbc.co.jp/プレスリリース/株式会社三井住友銀行
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm