米国内の既存点売上高が伸び悩み
米小売最大手ウォルマート・ストアーズが15日、8-10月期決算を発表した。それによれば、米国で既存店売上高が伸び悩み、売上高はアナリスト予想を下回った。
売上高は前年同期比で3.4%増の1,132億ドルで、アナリスト予想平均の1,149億6000万ドルを下回った。通常利益は1株あたり4.88-4.93ドルとなる見通し。
世界的に経済が停滞する中、主力である米国内の既存店売上高が前年同期比1.5%増と、5四半期連続で増加したものの、自社予想の1-3%増やアナリスト予想平均の1.8%増には届かず、また5-7月期の2.2%増から鈍化した。一部の食料品や電化製品価格の下落などが売り上げを押し下げたとしている。
中国、日本での売り上げが鈍化
海外における売上高は2.4%増の331億6,000ドル、為替変動の影響を除けば7.6%増だったが、アジアでは鈍化が目立ち、中国では客足が7.6%減少、日本の客足も1.7%減少して売上高では1.8%減少した。
8-10月期の純利益は36億4,000万ドル(約2960億円)、1株あたり1.08ドルで、前年同期の33億4,000万ドル、同0.97ドルから拡大している。アナリスト予想は1.07ドルだった。
決算報告を受けて、同社株は午前中の取引で4%近く値を下げた。
Walmart IR情報
http://stock.walmart.com/