ドイツ、なぜ輸出が増えているのか?
ニューヨークタイムズの2月8日付けの記事によると、ヨーロッパの景気が低迷する中、ここ数年ドイツは輸出量を増やし続けていると報じられた。2月7日に発表されたドイツの統計によると、昨年の輸出による売り上げは一兆ユーロだという。これは歴史的にみても、もっとも多い。
このドイツの輸出量の増加はヨーロッパ以外の国からの需要が高いためである。主に、ここ最近急速に発展を続けている中国、ロシア、インド、ブラジルなど。ドイツ製品の人気がこれまで以上になっている。特にドイツの車、パワープラント、機械、質のよい製品はこれらの国の経済を伸ばすとして輸出が伸びている。
Photo:2003-04-18 Burg Rheinfels By shunkoh広がるドイツ批判!今後どうなる!?
これまでドイツの輸出の40パーセントは他のヨーロッパの国々であった。しかしドイツが輸出の大半を占めていることによって他のヨーロッパの国々は苦しい立場に置かされてきた。それゆえ昨年の12月以降、ドイツのこれらの国々への輸出は減少傾向になっているのが現状だ。
また、アメリカやフランスの政治家はドイツは輸出を減らす努力をすべきだと述べている。2009年の世界的経済危機は不平等な輸出輸入が原因だったと考える人も多い。それゆえドイツは輸出量を減らすか、または輸入量を増やしていくことを考えていく必要があるだろう。
German exports broke euro 1 trillion mark in 2011
http://articles.boston.com/2012-02-08/news/31038592_1_exports-imports-domestic-demand