6つの支店すべてサービス停止
Bloombergは2月23日、ヨーロッパの大手銀行HSBCが日本の支店をすべて閉めることが決まったと発表した。今年3月8日にはすべての投資商品などの販売を停止。7月31日までに、東京、大阪、名古屋にある6つの支店をすべて閉める予定だという。
HSBC銀行は1866年、はじめての日本支店を横浜に開設した。そして2008年、東京で富裕層をターゲットに、少なくとも一千万円の貯金をもつ人向けにサービスを開始。2010年には大阪と名古屋にも支店を開き、東京の3支店を入れて計6支店あった。
Photo:HSBC By gyverchangphotos今後のHSBCの戦略は?
これまでHSBC銀行はアジア国々に進出してきたが、日本、韓国、タイなどにいおいて縮小傾向にあるという。これは世界的な戦略的見直しによるコスト削減のための措置であると説明された。
最高責任者のスチュアートガリバー氏は、今後ラテンアメリカに大きな市場があるとして焦点を当てている。先月には、コスタリカ、エルサルバドル、ホンジュラスでの事業を売却することに合意している。
HSBC to Withdraw From Japan Consumer Banking, Closing Branches
http://www.businessweek.com/news/2012-02-22/hsbc-to-withdraw-from-japan-consumer-banking-closing-branches.html