東京商工リサーチは27日、プロ野球元阪神タイガースの掛布雅之氏が経営する企業「掛布企画」(大阪府豊中市)が、このほど2回目の不渡りを出し、銀行取引停止になったと発表した。
飲食店など経営も、売上不振と借入金依存から倒産
ミスタータイガースと親しまれていた同氏は、昭和60年に資本金1000万円で親族を代表者として同社を設立、その後に飲食店を開業、スポーツ用品の販売なども行っていた。
同社は、平成18年には年商約1億4000万円を計上するまでに至っていたが、その後の売上不振と、飲食店展開などで借入金依存が続いていたことから経営も赤字に転落、20年6月には本社兼自宅の不動産が差し押さえられるなど、資金面で困窮していたという。
そんな中、同社は1年前に株主総会の決議により解散していたものの、過去に振り出した手形の一部が今回不渡りとなったようだ。なお、負債総額は約4億円とみられている。
東京商工リサーチ 報道内容
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