故郷増毛町に地産食材を販売する会社設立
フランス・ボジョレーで10年前、ルレ・エ・シャトー世界5大陸トップ・シェフ5人の一人に選ばれた三国清三さんだが、このほど故郷の北海道増毛町に、地元の水産業者らと地産食材を販売する会社を設立した。
設立したのは、同町の北日本水産物(株)田谷(たや)社長と三国さんを含む3人で、既に同町には2008年、自らが監修したレストラン「オーベルジュましけ」(写真)がオープンしており、新会社はこの中におくという。
新会社名は、設立者の頭文字を使った「エムエイチティー」で、社長には田谷さんが就く。
三国さんのレシピで作った商品を販売
もともと漁業が中心の町で、父親も猟師だった三国さんだが、その豊かな海の食材を生かした街づくりにと、三国さんの作ったレシピにより食品メーカーで加工製造し、商品化したものを自社で販売するとしている。
先ず皮切りとして、数の子を使ったレトルト商品「かずのこポタージュ」(780円)を今月から発売し、今夏には甘海老のカレーとブイヤベースを商品に加えるといい、当初は「オーベルジュましけ」や「国稀酒造」などで販売するとのことだ。
さらに7月からは、同町内での産直市「増毛マルシェ」を開催する予定という。
オーベルジュましけ北日本水産物(株)