(株)NTTアドは、首都圏在住の20~59歳男女4,800名を対象とした「社会貢献活動に関する調査」を、インターネット方式により2011年1月18日~21日の間で実施した。
この結果、社会貢献活動を通じてお金を得ている人は全体の3.1%にとどまるものの、年代別で比較すると20代が4.7%と、他世代よりも高いことがわかったという。
先の東日本大震災に際しても、被災地支援につながる具体的な行動を起こす人が多数見受けられる。そして災害発生時に留まらず、日々の社会貢献活動への関心が近年高まっており、特に若者を中心に社会貢献ビジネスとして起業を目指す動きが目立つようになってきた。
「社会貢献活動高関与層20代」の意識に注目
そこで同社では、社会貢献で対価を得ることは、その分、責任を請け負うことを意味しているとし、社会貢献活動を事業として自ら運営しているか、他の人が運営している組織に属して給料を受けている20代若者を「社会貢献活動高関与層20代」と名づけ、それ以外の層や全体平均と比較をしたという。
この結果、今後どのような立場で社会貢献活動に関わりたいかを聞いたところ、高関与層20代が「社会貢献活動を、事業として自ら運営したい」が最も多く35.6%、「他の人が運営している組織に所属して、給料をもらいたい」34.2%と続き、社会貢献を通じてお金を稼ぎたいと考えている人が約7割となった。
そのお金の使い道についても、「社会貢献活動の資金」52.9%と過半を占め、全体と比較してもかなり高かったという。
高関与層20代はソーシャルメディア利用も積極的と
一方、その他の層では「他の人が運営している社会貢献活動に、時々参加する程度がよい」が61.6%と最多で、前者とに意識差が見られる結果だった。
このほか、高関与層20代は 「mixi」(パソコン、ネットブック、タブレット端末、携帯電話、スマートフォンの5端末からの述べ利用率165.6%)をはじめ、積極的にソーシャルメディアを利用し、5端末の延べ所有率は361.6%と全体を大きく上回っていたという。全てに渡り行動性に勝っているようだ。
「社会貢献活動に関する調査」報告
http://prw.kyodonews.jp/open/release.do?r=201103084988(株)NTTアド
http://www.ntt-ad.co.jp/