シニア起業率が前年比4割UPの宮城県!
宮城県のシニア層の起業率が、前年比4割以上伸びており、特に仙台市に集中しているという。
これは日本政策金融公庫仙台支店(こくきん創業支援センター仙台)によるもので、昨年の55歳以上への融資実績といい、全国が2割ほど減っているのとは好対照だ。
起業の内容は、飲食業と製造業が主体とのことだが、その背景には何があるのだろうか。
なぜ仙台でシニア起業が多い?
同センターによると、一つには、このところの不況の影響があるという。この年齢になると会社に残っても給料の上がる見込みは少なく、かといって転職先を探すのも難しいため、ならばと早期退職での奨励金を受けて起業を決意する例が多いそうだ。
仙台が傑出している理由には、どうやらその食住環境の良さにもありそうだ。冬の積雪がさほどなく、また夏も過ごしやすい緯度にあることと、農水産物等の食材も新鮮で安く手に入るため、転勤族などはセカンドライフの地としての優位性から選んでいるようである。
またこれに加え、同センターの提供する支援制度にも後押しされているようで、その概要は以下となっている。
対象になる方は、一考されてはいかが。
<主な支援制度>
1.創業相談
予約制による創業・第二創業相談を実施している。
「創業」や、経営の多角化・事業展開などの「第二創業」
を目指す方の相談に、専門の担当者が応じている。
毎週水曜日10:00~16:00(第1、第3は19:00)
2.新規開業ローン
・新規開業資金
新たに事業を始められる方または新規開業しておおむね
5年以内の方
・女性・若者/シニア起業家資金
女性または30歳未満か55歳以上の方
・新創業融資制度
事業計画(ビジネスプラン)を審査のうえ1,000万円を
限度として、無担保・無保証人で融資する制度。
開業資金の3分の1以上の自己資金が必要。
※問合わせ先:こくきん創業支援センター仙台
住所 仙台市青葉区本町3-8-1
電話 022-222-5171
FAX 022-222-7492
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