経常収支赤字対策としてさらなる投資自由化へ
2013年3月23日-急激な経常収支赤字の対策として、インド財務大臣P Chidambaram氏は外国機関投資家向け社債市場の投資規範の更なる自由化(FIIs)を発表した。
4月から計画を施行
現時点でFIIsは、Sovereign Wealth Funds、年金基金や保険など外国人投資家が投資することができるが、今年4月から施行される計画は、下記の通り。
1.FIIの債券投資のための既存のサブリミット(支払限度額)は2つのカテゴリーに分ける。1つ目のカテゴリは250億ドルの国債で構成され、2つ目のカテゴリは510億ドルの社債で構成される
2.社債の債務限度を割り当てる現在のSEBIオークションメカニズムがインフラ債券と同様のシステムに置き換えられる
3.企業のインフラ債250億ドル、他の上場社債で200億ドルと50億ドルを投資することができる
4.投資を計画して大規模な民間セクターの投資家基盤を作りやすくする
5.制限の80%に達している社債への外国投資の制限を検討する
Chidambaram氏は、
「国債の上限の年間強化が、自社株買いを除く中央政府の年間総借入額の5%内にとどまる状態に満足している。」
と述べた。
投資家は、政府に対し外国投資規制の包括的な見直しを行うように促している。
Chidambaram simplifies FII investment in bonds
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