ダイムラーが北京汽車集団に出資の意向
ロイター(Reuters Deutschland)が18日付けで、ドイツ・ダイムラーが、中国・北京汽車集団(BAIC)の乗用車部門に出資し、パートナーになろうとしていると伝えている。
ダイムラーがBAICに対し10-20%の出資を行いたいとしており、ダイムラー側としては、新規株式公開(IPO)前に何としても出資にこぎつけたいとしていると、取引に関わっている人物からの情報を報じられた。
年内にIPO、独自の高級モデル開発へ
BAICは、中国で5番目に大きな自動車メーカーである。BAICは数カ月前に、年内に香港証券取引所において乗用車部門のIPOを行うと発表している。関係者によれば、公開される株価総額は、少なく見積もっても10億ドルになると見込まれている。
同社はIPOによって得られる資金で乗用車部門を拡大し、早期に独自の高級モデルを開発・発売することを狙っている。現在までのところBAICは、ダイムラーおよび韓国・現代自動車のパートナーとして、両社のモデルを生産してきた。
さらにダイムラーは、BAICの取締役会のメンバーに入ることを望んでいるが、これについてはまだ合意に至っていないとのこと。シュトゥットガルトにある同社本部は、これに関してコメントを発表していない。またBAICも同件に関してはコンタクトがとれていない状況だ。
Reuters Deutschland
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