イケア、売上高・純利益ともに過去最高に
BBCは1月22日、北欧家具メーカーのイケアがインドでの店舗を展開するための承認を得たと報じた。
日本でも拡大予定
イケアは日本では、船橋や神戸、仙台で店舗の展開をしており、今後は関東と関西での店舗を増やす予定だ。イケアの純利益は前年度と比べ8%増の32億ユーロであり、売上高と純利益ともに過去最高になった。
イケアは、今後の20年間でインド内に25店舗を開店し約20億ドルを投資する予定であり、インド政府の承認を待っている。政府は外国への投資を後押しし、減速している景気に拍車をかけたいようだ。また、外国直接投資を奨励することで建設的な役割を果たそうとしており、特に雇用を生み出す分野や技術の進歩が期待できる分野を視野に入れている。
インドでは昨年、一部の外国小売業者がインド子会社の100%を所有できるよう方針の変更をした。ウォルマートやカルフールなどの外国マルチブランド小売店は、店舗の約51%を所有している。イケアは2度に渡り、外国投資促進委員会からの承認を得ようとしてきた。11月に承認されたが、食品・飲料・テキスタイル・書籍・事務用品などが制限されたため、これらの要件に反対し再申請した。
「私たちは、今回の件はとてもポジティブな進展である」(BBCより)
とイケアのカントリーマネージャーであるJuvencio Maeztuは述べている。
イケアは収益性の高いインドの消費者市場へのアクセス権を何年も前から取得しようとしてきた。国内では初の主要な外国小売業者になるスウェーデンのイケアの参入をインドの外国投資機関は認めている。
Ikea wins Indian agency approval for stores
http://www.bbc.co.uk/news/business-21136861