ギャラクシー・エンターテインメント・グループは、2月25日に2020 年 12 月 31 日までの 3 か月および 12 か月の業績を発表した。
ギャラクシー・エンターテインメント・グループ会長による公式ステートメント(要旨)
2020 年第 4 四半期、中国本土や香港、マカオでは旅行制限やソーシャルディスタンスといった対策を実施し、パンデミックの効果的な封じ込めを継続している。
収益が弱含みとなり、グループの第 4 四半期の調整後 EBITDA は 10億香港ドルだった。これは、第 3 四半期の調整後EBITDAの 9 億香港ドルの損失に対し207% の改善となっている。
この改善は、主に旅行客の増加による収益の増加と、継続的に行っている経費削減によるもの。通期の調整後 EBITDA はマイナス10億香港ドル(2019 年は 165 億香港ドル)だった。
順調に進んでいるコタイ地区ギャラクシー・マカオの第 3 および第 4 フェーズを含む開発プロジェクトを今後も推進していく。その間にも、リゾートの改修や再編、新しい製品の導入を行った。
さらに、日本を含む国際的な拡張計画も積極的に進めてきたが、これも新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている。保守的な財務管理を行っているため、期末時点でのネットキャッシュにより、当社の現在の運営管理に有益な柔軟性を生み、より長期的な開発計画の継続が可能となっている。
中長期的にはマカオの将来に大きな希望を持っている。2020 年の 9 月末に発表された IVS の復活により早期回復の兆しが見えてきているが、ビジネスの売買高が上向くにはもう少し時間が掛かるかも知れない。
新型コロナウイルスで直面している困難と、今後、感染が再拡大した場合は財務業績に大きな悪影響を及ぼす可能性があることも認識している。新型コロナウイルス感染症に由来する不確実性を考慮し、本日取締役会は配当を発表しないことを決定した。
最後になったが、マカオの安全確保のために尽力してくれている医療関係者や緊急対応を行っている方々に、改めて謝意を表したい。また、この困難な時期にあって、様々なコスト削減プログラムに自発的に貢献し、当社を支えてくれている従業員や管理チーム、取締役会にも感謝する。