3月末の外国為替市場で対ドルの円相場は一時、1ドル=125円台と2015年8月以来の円安水準に下落し、その後も円安傾向が続いて、国内経済への影響が危惧されている。円安下、株式投資はどうあるべきなのか。
今は、「買いなのか」「売りなのか」初著書となる『年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」』を発売したライオン兄さん(山口 貴大)が、株式投資に関するアンケート調査を行ったところ、投資家の4割以上が「株式投資を増やす」と断言していることが分かった。
円安は株式投資の好機と捉える人が多い傾向
<調査結果>
円安は、株式投資の好機と捉える人が多い傾向にある。「3月28日の外国為替市場で円が対ドルで一気に下落し、一時2015年8月以来6年7カ月ぶりとなる1ドル=125円台をつけた。
その後も円安傾向が続いているが、株式投資についてどう考えていますか?」との問いに対し、「株式投資を増やす予定だ」と回答した人は44%だったが、「株式投資を減らす予定だ」と回答したのはわずか8%だった。
不安定な円相場が株式投資に影響を与えるリスクを好機ととらえる投資家が目立つ結果となった。ただ、「どちらでもない」は47%で、様子見の投資家も多く存在した。
「円相場が125円という高値を記録したのは2015年8月以来。同年のこの頃に「株式投資をしていましたか」との問いには、過半数の55%が「していた」と回答。半数以上が、7年以上の長期的な投資を行っていることもわかった。
また、以前の円安時も投資していた人たちへの「どのような行動をしましたか」との問いには、42%が「増やした」と回答した。一方、「減らした」は9%で、今回の円安時の投資家マインドの割合とほぼ一致した。
また、4割近くの人が、前回と今回の円安で両方とも株式投資を増額したと回答している。
TikTok登録者数16万超の投資家・ライオン兄さんがリスク下株式投資を徹底解説!例えば、円安は国民にとって増税と同義。
言わば、国民にとって円安は増税も同然の状態といえる。対策として、具体的にはドル建ての株や債券を保有することだという。
日本円も長期的に円安トレンドになるリスクがある。そういった時に、円だけで資産を持つのではなく、世界基軸通貨のドル、そして金やビットコインに資産を分散して運用する金融リテラシーが求められるとのこと。
<調査概要>
期間:4月4日(月)~4月5日(火)
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象: 株式投資を行う25歳~50歳男女
サンプル数:500人