中国経済に景気好転の兆しが
日興アセットマネジメントが楽読Vol.608で「中国の景気回復とともに期待される資源国通貨の上昇」とするレポートを発表している。
それによれば、中国の工業生産は11月まで3ヶ月連続で伸び率が拡大したほか、消費動向を示す小売売上高が前年同月比の増加ペースが4ヶ月連続で向上するなど、景気好転の兆しが見えてきている。
中国の景気回復に関しては、先日もドイツ銀行が2013年上半期のGDPは前年同期比で8.0%の成長に回復し、さらに下半期は8.5%の成長を実現する可能性があるとの予測を発表している。
世界第2位の経済大国である中国の景気が世界景気に影響
レポートは、中国の景気の改善傾向を受けて、資源国通貨にも持ち直しの動きが広がっていると指摘、
中国の経済活動が、一次産品の需要の増減に大きく作用し、資源国の景気や商品市況の動きに影響を与えることで、為替の変動につながっている(楽読)
と分析している。
さらに、中国の今年10-12月期の実質国内総生産(GDP)成長率は、8四半期ぶりに改善すると見込まれており、さらに中国政府による緩和的な経済政策の維持が示されたことから、
中国景気の勢いが強まる可能性があり、資源国通貨の上昇を支えて行くものと期待されます。(楽読)
としている。
2011年の中国の名目GDP(ドル換算)は、前年比で23.4%増の7兆3185億ドルで、この年、世界GDPに占める比率が初めて10%を超えた。
楽読(ラクヨミ)
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