中国、RQII投資枠を2000億元拡大
中国証券監督管理委員会(証監会)の郭樹清委員長は、人民元適格外国機関投資家(RQII)制度の総投資枠を2000億元拡大したことを11日に発表した。
この拡大により、RQIIの投資枠は2700億元となる。RQIIは中国政府の認定を受けた投資家が、A株市場を含めた中国本土の全ての株式市場に参入することができる制度であり、今回の投資枠の拡大は、香港の金融担当の高官からの打診をきっかけに、証監会、中国人民銀行、国家外匯管理局(外匯局)が中国国務院の承認を経て行った。
海外適格機関投資家(QFII)制度の投資枠拡大
上記の他に、海外適格機関投資家(QFII)制度においても、投資枠の拡大を行う可能性があることを示した。
現在の中国では証監会の承認を受け、かつ国家外貨管理局(SAFE)から投資限度額の認可を受けた機関投資家のみ、人民元建で取引を行う中国国内の証券市場への投資が、一定の条件の範囲内で認められている。
2012年からは、中国の監督部門によるQFII資格新規取得海外機関投資家への投資枠の認定数も拡大しており、10月末までに159社に、335億6800万米ドルの投資枠が与えられている。
中国証券報ホームページ
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