豪州経済の伸びが低迷
オーストラリア統計局が11月5日に発表した7~9月期の国内総生産(GDP)は、前年同期比3.1%の増。1~3月期の4.5%増以降、2四半期連続の失速となった。
GDPの約6割を占める個人消費も、引き続き低調の0.3%増にとどまった。7月の炭素税導入や、6月までに支給された給付金の反動などが影響を及ぼした。
政策金利、3%引き下げ
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日、国内景気を下支えするために、政策金利を過去最低並みの年3%に引き下げた。豪ドルの高止まり傾向で製造業や観光業界などが痛手を受けており、雇用にも影響が出始めている。6日発表予定の豪雇用者数(11月)の伸びは、横ばいの見通しだ
オーストラリア準備銀行のスティーブンス総裁は
住宅用以外の建設投資と、資源部門を除いた投資全般の短期的な見通しは依然として比較的低調だ。今後については、労働市場が幾分か緩み失業率はやや上昇する中、労働コストへの圧力は抑制される(「SankeiBiz」より引用)
との見解を示した。
Reserve Bank of Australia - Home Page
http://www.rba.gov.au/SankeiBiz(サンケイビズ)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121205