世界での販売台数が過去最高
韓国の現代自動車は、10月の全世界での販売台数が前年同月比で14%増の41万2189台で、過去最高を記録したと発表した。
現代自動車は国内だけで6万1486台を販売し、49.5%のシェアを獲得している。同社の営業利益率は、今年初めて10%を超えると見られている。証券業界の予想によれば、同社の今年の営業利益は9兆3000億ウォン(約6800億円)になると見られる。
しかしこの日市場では、現代自動車が米国でリコールや訴訟などの問題に直面するとの噂が広がり、ソウル市場で同社の株が急落した。同社の幹部はロイターに対し、そのような問題は認識していないと答えたとのこと。株価は一時は6%安近くまで下落したものの若干持ち直し、3.79%安でこの日の取引を終了した。
自動車メーカーの売り上げ好調も、ウォン高で株価下落
深刻な内需低迷が続く中で、韓国完成車メーカーの売り上げは好調で、5社全体で前年同月比で国内販売台数が2.6%、海外販売台数は10.1%伸びた。
一方で、韓国ウォンが今年の最高値を更新するなど上昇傾向が続いている影響で、韓国製品の価格競争力が落ちることが懸念されている。自動車業種の株価はすでに大きく下落し、起亜自動車の株価は一時、1年ぶりの安値水準まで落ち込んだ。
ロイター
http://jp.reuters.com/article/companyNews/現代自動車 IR情報
http://worldwide.hyundai.com/WW/Corporate/