観光客数は前年比16.0増、観光客の消費単価が増加
スリランカ中央銀行5日に発表した9月の対外部門のパフォーマンスによれば、スリランカの1-9月の観光収入は前年比で22.6%伸びている。
1-9月期の観光収入は前年同期比で22.6%増の7億1110万ドル(約569億円)だった。10月中旬のスリランカ観光開発局の発表によれば、1-9月の観光客数は同16.0%増の69万3772人であることから、観光客1人当りの消費単価が増加している事がわかる。
新興国EMeyeに掲載されたつぼやまき氏のコラムによれば、首都機能が集積している大都市コロンボは、観光都市であるにも関わらずホテルやマンションが不足傾向にあり、不動産を投資用として所有し、運用するのに適しているとのこと。
9月の貿易収支は赤字が大幅に縮小
またスリランカ中銀の発表によれば、9月の貿易収支は5億1310万ドルで赤字で、前月の9億2110万ドルから大幅に縮小した。しかし、輸出総額は前年同月比で6.6%減、輸入額はそれを上回る同25.4%減で5ヶ月連続で、それぞれ7ヶ月と5ヶ月連続で縮小し続けている。
輸入の内訳を見ると、消費財が2億610万ドルで前年同月比で32.1%減、原油を含む中間財は8億2480万ドルで同18.8%、機械などの投資財が2億8000万ドルで同36.0%と大幅に縮小している。また輸出では、繊維・衣類の輸出が3億300万ドルで同9.2%、ゴム製品が5720万で同19.4%減少している。
スリランカ中央銀行
http://www.cbsl.gov.lk/htm/english/02_prs/p_1.asp?yr=2012新興国EMeye
http://www.emeye.jp/disp%2FLKA%2F2012%2F1101%2