世界4位の鉄鋼メーカーの7-9月期は減益
韓国最大手で世界4位の製鋼メーカーのポスコが23日、7-9月期決算を発表した。それによると、営業利益は単体ベースで前年同期比で25%減の8190億ウォンだった。
7-9月期の売上高は前年比で12%減の8兆9100億ウォンで、アナリストの予想平均8兆9500億ウォンを下回った。営業利益率は9.2%で、前年同期の10.9%から低下している。
これを受けてポスコは、2012年の売上高予想を下方修正した。今年3回目となる修正後の見通しによると、今年の売上高は単独ベースで36兆3000億ウォン(約2兆6300億円)。7月時点の売り高予想37兆5000億ウォンから3.2%減となっている。
鉄鋼業界を取り巻く厳しい環境
世界的な景気低迷、最大の鉄鋼消費国である中国の景気減速に伴い、鉄鋼需要が低迷している。ポスコは世界の鉄鋼市場の2013年の成長率は3%になり、大幅に回復する可能性は低いとの見方を示した。
格付け大手のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は決算発表の前日の22日、鉄鋼業界全体の不振を理由にポスコの格付けを「シングルAマイナス」から「トリプルBプラス」へと1段階下方修正したことを発表した。S&Pは昨年10月にもポスコの格付けを1段階引き下げていた。
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