内戦集結以来、急速に経済成長を続ける
先週11日開催された、スリランカの日経証券会社ニューワールド証券とIR支援のエーツーメディア、幻冬舎総合財産コンサルティングが「スリランカビジネスフォーラム2012」について、新興国情報EMeyeがリポートしている。
フォーラムにはスリランカ財務計画・国際資金協力相、中銀総裁、現地の8企業の重役などが出席し、スリランカ経済の動向や投資先としての魅力などについて講演した。
スリランカは2009年5月に内戦が終結して以来、急速な経済成長を続けており、投資先として世界中の投資家から注目を集めている。9月に発表された今年4-6月期の実質GDP(国内総生産)は前年比で6.4%増と、干ばつの影響のため鈍化しているものの、今後も7-8%の高い成長が期待できると見られている。
急増する観光客を背景に、建設業界が好調
内戦終了後から急増している観光客は、今年の4月には年率で100万人を超えた。それに伴いホテル等の観光関連施設の建設が増加し、GDP成長にも大きく寄与している。
記事中では「ホテル、商業施設、アパートなどの不動産に投資する空前の機会がやってきている」とするコロンボ・アンド・ディベロップメントのジャヤウィーラ取締役の言葉が引用されている。
またスリランカ中央銀行のキャブラル総裁も、社債や投資信託の外国人投資制限緩和を推し進める方針であることを表明し、海外からの投資呼び込んでいく考えを示した。
新興国EMeye
http://www.emeye.jp/disp%2FLKA%2F2012%2F1013%2