LIXILリフォーム事業に傾注
建材、住宅設備機器最大手の株式会社LIXILは、リフォーム事業に注力、グループ内で展開中のフランチャイズチェーン2種類の419店舗を、2015年には600店舗に拡大する方針だ。住宅エコポイントの波に乗って商品ラインナップの充実に加え、店舗網を強化して販売実績の向上を狙う。
LIXILグループには、地域密着の住宅リフォーム専門の「LIFA(ライファ)」と、あらゆるリフォーム、新築を手がける「ホームウェル」の2種類のフランチャイズを有する。今後の戦略として、ホームウェルは中古住宅の大規模修繕のパッケージ商品「新築二世」の提案を積極的に実施。
一方のLIFAは、住まいに関するあらゆる相談に応じる施工のプロフェッショナル「リフォームコンシェルジュ」の育成を強化。いずれのフランチャイズも15年をめどに、1店舗当たりの売上高を2倍以上に伸ばす計画だ。
手軽に断熱「ココエコ」など新工法で需要拡大
11月21日に復活した住宅エコポイントを追い風に、防音・断熱内窓「インプラス」普及に向けた「窓deエコキャンペーン」を開催。さらに窓から壁、床まで一部屋まるごと、短納期、低価格で断熱する新工法「ココエコ」を来春4月より全国販売する。
家全体を断熱リフォームすると、通常約1000万円の費用、工期は約2カ月かかるが、「ココエコ」は1部屋だけなら、6畳で約60万~90万円、工期も3日~1週間と手軽に行える。フランチャイズ店舗では、エコポイントを活用できる商品を含め、グループ力を総結集してリフォーム客の確保を狙う。
株式会社LIXIL