盛岡市肴町商店街振興組合は、同市中ノ橋通1丁目の中三盛岡店7階に、一般市民らが利用できるショップやイベント専用のフロアを開設する。
3月中旬オープン予定で、市民らに割安で貸し出し、商店街への新たな集客に弾みをつけるのが狙いという。岩手日報が報じている。
同店7階に、約18~30平方メートルの9ブースに区画した会場を配置するが、仕切りは可動式で、広さは自由に変えられるという。また、同フロアにあるステージを備えたAUNホールは、そのまま利用する。
社会福祉、起業家育成、就労支援など利用で活性化に
この主な利用目的は、
・子育てや障害者・高齢者などの社会福祉活動
・地元の起業家育成
・学生のチャレンジショップ
・若者就労支援
などとし、ほかに会議やサークル、コンサートなど幅広い利用を意図している。商店街のイベント開催なども検討していくという。
なお、一般市民らには1日単位で低料金で提供、コンサートやショップ営業などで利益が生じた場合には、売上金の約3%を目安に福祉団体などに寄付をし、福祉団体が利用する場合には、寄付金の負担はない。
「地域商業活性化事業費補助金活用事業」の一環で
同店7階は、1年以上前から催事場として使用する程度で、商店街に波及効果をもたらす利用方法を模索していた。この取り組みは、空き店舗の活用などで、商店街の活性化を目指す国の「地域商業活性化事業費補助金活用事業」の一環となる。
そして、百貨店と地元商店街の共存共栄の取り組みとして、中心市街地活性化への期待が高まっているという。
中三盛岡店
http://www.nakasan-dept.com/morioka/index.php岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/