B細胞リンパ腫治療法研究に投資
2013年3月28日-Actinobac BIOMED Inc(以下、Actinobac)は、国立衛生研究所から中小企業技術移転プログラム(STTR)20万2000ドルを受け取った。STTRは、中小企業とアメリカ合衆国の非営利研究機関との官民交流を活性化し、関係政府機関の外部委託予算の3%をファンドに用いるというもの。
Actinobacは、Foundation Venture Capital Group, Inc(以下、FVCG)の投資で設立された。B細胞リンパ腫のための潜在的な治療法として、Leukothera(R)の研究を行う。
治療困難な疾患の治療薬研究を支援
STTRプログラムは、連邦政府のR&Dプログラムの中小企業の参加を増やすため、初期段階の技術の民間部門の商業化を高めることを目指している。 ユニークな特徴は、小規模事業者が正式に研究機関と協力する機会となっている点だ。
このプロジェクトは、 ニュージャージー州がん研究所最高科学責任者Joseph Bertino博士と共同で実施されている。Actinobac創設者 Scott Kachlany博士によると、助成金は、B細胞リンパ腫に対するLeukothera(R)の効果を検討するためのマウス実験が含まれた研究を実施できるようになる。
Leukothera(R)は、具体的にターゲットとする自然な生物学的製剤であり、疾患関連の白血球細胞を枯渇させる。これまでの研究では、悪性および炎症性白血球が正常な白血球よりLeukothera(R)にかなり敏感であると判断されている。
Actinobacが血液悪性腫瘍(白血病&リンパ腫)、自己免疫疾患(関節リウマチ、多発性硬化症、クローン病、1型糖尿病、狼瘡、乾癬)、HIV感染の治療のための薬剤を開発するために設立された2009年、FVCGは50万ドルを投資。ヒューマン・ヘルスケアを目的としたActinobacの継続的な薬物開発を支援するために白血球疾患の治療における更なる研究への追加10万ドルの投資を行っている。
Actinobacはニュージャージー医科歯科大学からライセンスを通じてLeukothera(R)の治療上の使用の独占権を持っている。
Actinobac Biomed Receives $202,000 from NIH To Advance Blood Cancer Research
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