選べる5銘柄。外貨建債券を追加
個人投資家の中長期的な資産運用法として、人気の高い
外貨建債券。株式会社SBI証券は1月21日、外貨建債券の取扱い銘柄を新たに追加した。
新発売する債券は「
既発中国人民元建債券」、「
既発外貨建劣後債券」、「
先進国通貨建既発債券」の3種類5銘柄。
14万円から投資「既発中国人民元建債券」
「既発中国人民元建債券」の銘柄名は、「
エイチエスビーシー・バンク・ピーエルシー 2015年4月30日満期人民元建社債」。
少額から購入できるのが魅力だ。今までは最低購入額が約700万円(日本円換算)だったが、新銘柄では、最低投資金額が約
14万円となり、手軽に購入できるようになった。
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劣後債件のネット販売は、国内初
「既発外貨建劣後債券」は「
第一生命保険株式会社 米ドル建永久劣後特約付社債(利払繰延条項付)」と、「
三井住友海上火災保険株式会社2072年満期米ドル建劣後特約付社債(利払繰延条項付)」の2銘柄。
劣後債とは発行体の倒産・清算時に、発行体の優先債務より債務弁済順位が劣後する特約がついた債券。特約の代わりに、通常債券よりも
高い利回りが得られる。
既発外貨建劣後債券は、証券会社の店頭で富裕層向けに販売される場合が多い。個人投資家を対象にインターネットを通じて販売するのは、国内初の試みとなる。
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高金利豪ドルとユーロ債券
「先進国通貨建既発債券」は「
モルガン・スタンレー 2018年2月22日満期豪ドル建債」と、「
スペイン国債 2020年4月30日満期ユーロ建債」の2銘柄を取り扱う
高利回りが期待できる先進国通貨建既発債券(豪ドル建、ユーロ建など)が、インターネットで手軽に購入できる。
先進国の金利は新興国に比べて低いのが一般的だが、先進国通貨のなかでも
高利回りが期待できる債券だ。その分格付けは、低くなる傾向にあるので注意。
プレスリリース/株式会社SBI証券
https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLET